2014年5月30日に開催された「Xperia ZL2 タッチ&トライ」アンバサダー・ミーティング Vol.3に参加し、ソニーモバイルコミュニケーションズ社のモニターとして「Xperia ZL2」を約1ヶ月間お借りしていました。
既にお借りしていたXperia ZL2は返却済みなのですが、もう少しだけ使用した感想をまとめられれば・・・と考えてます。
ブロガーの皆さんに限らず、端末を新しくされた際に電波の受信状況、通信速度を調べるアプリなどで実際に速度を調査されている方も多いですよね。いつもは自分もそれらのデータを参考にさせて頂いているのですが(笑)、今回はアプリによるベンチマークとは異なった角度から?Xperia ZL2の電波受信状況について調べてみました。
その方法とは、今回のXperia ZL2から対応したキャリアアグリゲーションとWiMAX2+の効果により、Web上でのパ・リーグTV観戦時の受信状況改善が体感的に感じられるかを確認してみました。(ストリーミング配信の映像が途切れず受信できるか否か)
平日仕事が終わってから帰宅するまでの楽しみ、それはパ・リーグTVによる野球観戦をしながら電車で帰ることです。えぇ、今シーズンも鴎さん弱っちいですけどww
それで現状の不満点ですが、帰宅ラッシュ時、自分の帰宅ルートでパケ詰まり?し易い場所があり、この地域を通過する際に映像が粗くなります。そして場所はだいたい決まっています。
- 渋谷駅山手線外回り先頭車輌付近
- 原宿駅周辺
- 京王線千歳烏山〜つつじヶ丘駅区間
- 京王線調布駅を出発して地上に出る付近
これらの場所では急に電波が途切れて映像が止まったり、帯域が足りないため?映像が粗くなります。これは毎度のお約束なので、これらの区間では綺麗な映像は諦めています(^^;
しかしながらCAやWiMAX2+に対応しているXperia ZL2なら、皆さんのベンチマークどおり、もしかしたら映像が粗くならずに済むのではないかと期待し数日間確認してみました。
その結果ですが・・・期待した改善効果は得られませんでしたorz
上記区間ではほぼ従来通りの粗い映像でした。その原因を考えてみたのですが、ストリーミング配信では、CAの効果や受信状況によってLTEとWiMAX2+とを切り替えるという機能が活かされ難いんだろうと思います。
本当はLTE用とWiMAX2+用に物理的にSIMカードが2枚に分かれていて、ユーザー側で自動設定や手動設定(LTE側やWiMAX2+側を片方のみ選択できるような設定)にできる機能があれば、通信方式によるストリーミング配信での体感比較もできるのでしょうが、現状ではLTEとWiMAX2+の切り替えは1枚のSIMによる自動設定のみなので、従来の電波が弱い地域を通過する際のストリーミング再生には、今回のCAやWiMAX2+自動切り替えでは効果が薄い、というのが自分の個人的な見解です。
そうなると解決策としては、
- これれらの地域の電波受信状況の改善
- ストリーミング再生用に端末側に?バッファを従来より多めに確保
- 通信方式を自動設定以外にユーザーで手動設定できるようにする
などにより電波の受信状況(ストリーミング再生)が改善されることを期待したいものです。インターネット配信ではなくフルセグやワンセグ放送だとこんなことはないのでしょうけれど、こればかりは時代の流れで平日に地上波での野球中継がほとんどありませんので、何とかストリーミング再生が滞ることなく円滑に受信できるような仕組みが構築されることを期待しております。
今回はXperia ZL2の話題というよりもキャリア側の話題になりましたが、ストリーミング再生時の電波受信状況の改善にはCAやWiMAX2+では効果が薄いという結果になりました。